たった4歳差

・・・はい。

 

 

"従います"の意味を込めて、ゆっくり深く頷く。

 

 

「よし!」

 

 

今度は満足そうに笑った。

 

 

 

 

 

なんだ…しっかり笑ったらちゃんと20代の青年らしい顔になるんじゃん。

 

 

・・・あれ?

 

 

 

てか・・・

 

 

 

「あの、すみません!…突然なんですけど…」

 

 

「ん?なんだ?…やっぱり一人で…とかナシだぞ?」

 

 

いやいや;

 

 

「違いますよ!!そうじゃなくて…その…部長って、お幾つですか?」
・・・チーン。

 

 

 

そんな音が聞こえた様な。

 

 

 

「…急に変なヤツだな。俺?…来月で26歳」

 

 

 

 

 

へぇ〜。スーツ着てるから30近いのかと思…

 

 

「にじゅうろくぅぅぅぅ?!」

 

「あ"ぁ"?…なんだよ、見えないか?意外と若いんだ、俺。よく30位とか言われっけど…」

 

 

「そう…ですか。えっ!!私と4つしか変わらないなんて…」

 

4月生れの私は、今年で22歳。

 

「お前、22だっけ?なら今、3つな!」

 

 

振り返って笑う彼は子供みたいだ。

 

 

 

てか、すごい。

 

 

その年で部長?

 

 

 

この人どこ目指してるんだろう?…

 

 

 

"ドンっ"

 

 

考えごとをしながら部長の後ろを歩いていたら、急に立ち止まった彼の背中に顔面からぶつかってしまった。

 

 

「いったぁぁぁぁ…」

 

「バカか、ちゃんと前見て歩かねーからだろ」

 

 

ぶう〜!!そんな言い方しなくても良いじゃんか!

 

 

「も〜、部長が急に止まるからですよ!危ないじゃないですかぁ!!」

 

 

って言ったもののよく見たら…

 

 

あ;

 

 

「駐車場…」

 

 

"フッ"

 

「ホンっとバカな。」

 

 

 

…フ?

 

…フッ?

 

 

「な!、今笑いましたね?笑った!ちょっ!着いたなら言ってくださいよ!!鼻打ったんですからぁ」

 

 

「お前鼻高いしな…あ、態度じゃないから安心しろ」

 

 

いや、思ってませんから。